少年剣道・上達プログラム~少年剣士の親御さん、又は指導者へ【教士 八段 菅野豪 監修】オンライン版

少年剣道の指導においては、今日明日の結果よりも、子供達の将来を見据え、

“基礎を徹底的に伸ばす”ことの方が重要だと分かったのです。

実際、このことに気づいてから、菅野さん達の道場は変わりました。

もちろん、取り組む稽古も変わりましたが、

一番変わったのは子供達の自主性とやる気です。

目標を、目先の勝敗ではなく、個人のスキルアップに置く事で、

子供達には良い意味で心の余裕が生まれました。

そして、稽古を楽しみながら、個々のレベルアップが図れるようになり、

遂には、以前よりも強い道場を作ることが可能になったのです。

「当り前のことを…。」

と思われたかもしれませんが、実際剣道の指導現場では、「個人の能力を伸ばす」といったポイントに重きを置いて稽古が組まれている所は多くありません。

多くの道場では、勝敗にこだわった戦術的な稽古を取り入れています。

そして、その戦術は、身体能力の高い剣士を軸に作られている場合が多い物です。

しかし、このような稽古を取り入れても、身体能力の高くない子は結局ついて行けません。

せっかく、剣道が大好きで道場に入ったのにもかかわらず、

剣道が面白く無くなり結果、辞めて行く子達が多いのです。

少年の段階では、まだその子が将来どのような成長を遂げるか分かりません。

もしかしたら、数年後に才能を開花させ、将来の日本を担う剣豪になるかもしれません。

それなのに、途中で辞めるのは、本当にもったいないことです。

しかし、子供の心はそんなに強くありません。

本来、剣道が好きで始めた子供達も、「ただ勝つため」の稽古では 身も心も持ちませんし、

モチベーションが保てません。

このような事実があるからこそ、お子さんが今後、剣道剣士として成長する為にも

お父さんお母さんの存在は、とても重要になります。

お子さんの気持ちが折れてしまう前に、あなた自らがお子さんへ、楽しみながら自主性とやる気、個人技術をアップさせるような稽古方法を教えてあげる必要があります。

では、具体的にどのような稽古が効果的なのでしょうか?

様々な指導経験を経て、その答えは少年剣道の稽古にたどり着きました。

少年剣道・上達プログラム~少年剣士の親御さん、又は指導者へ【教士 八段 菅野豪 監修】オンライン版